音楽雑記vol.8 「THE STALIN」
こんにちは、プレス石井です。
久々の「音楽雑記」。
今回はなんと「ザ・スターリン」です。
自分がパンクに嵌るきっかけだったのが、
ピストルズでもなく、クラッシュでもない、
このザ・スターリンでした。

1980年結成。ヴォーカルの遠藤ミチロウ率いるパンクバンド。
ライブでは豚の頭や臓物、汚物や爆竹などを客に投げつけ、あげく全裸になって放尿したりと、
その過激でスキャンダラスなパフォーマンスで悪名を轟かせました。
破壊的でありながらも、ミチロウ氏の「詩」、そして「言葉」から紡ぎだされる
政治的でシニカル、そしてダークでグロテスクな世界観は唯一無二。
東京ロッカーズ以降、パンク黎明期であった
80年代初頭の日本のシーンにおいて
その存在感は絶大なるものでした。
当時中学生だった自分は友人の先輩に連れられて
ライブを見ましたが、(何と自分にとっての初ライブがこれ)
独特な緊張感の走った殺伐とした空気に圧倒されまくり。
例えて言うなら族の集会に全然関係ない奴が紛れ込んでるみたいな(笑)。
ライブが始まると、消火器をぶちまけるわ、爆竹は飛んでくるわ、
周りのあちこちでケンカが始まるわで、もう死ぬかと。
演者もそうなのですが、もう客が大暴れ(笑)。
客もステージに向かって物や爆竹を投げ込むので、
そりゃもう命がけなライブでしたね。
会場を破壊するので、
東京のライブハウスのほぼ全てから出入り禁止になってしまったので、
残念ながら観に行ける機会に中々めぐまれずでしたが。
その後幾度となくメンバーチェンジを繰り返し、1985年解散。
現在ミチロウ氏はアコースティックによるソロで、
精力的に活動をしておられます。
その還暦&活動30周年を記念したトリビュートアルバムが発売されました。
更に何と発売記念として「THE STALIN・Z」名義で
東名阪でライブを敢行するとの事!
THE STALINという形ではおそらく最後であろうライブに
3公演とも全部行ってきました(笑)。
東京と名古屋のドラムはかつてスターリンに在籍していた、
元ブランキージェットシティの中村達也氏。
大阪はこちらもスターリンに在籍していた中田ケイゴ氏。
まず1/21 渋谷O-EAST。
冒頭でミチロウ氏より、かつてのギタリストであったタム氏が
亡くなられたと発表。(一番上の写真の左の人物)
記念ライブが一転、追悼ライブとなってしまいました。
15年程前にはベースのシンタロウ氏も他界されているんですよね。
(同写真右の人物) 皆早すぎです。
ご一緒したセンス副編集長のTAKUROCKこと川瀬氏とディスクユニオンの小林さん。
あくまで記念イベントという事なので、
もちろん当時のような殺伐さはなく、
演者も客も楽しんでやっているお祭り的な感じです。
しかし消火器噴射・爆竹・臓物投げなど
往年のパフォーマンスはしっかり披露。
おそらく最後であろうTHE STALINを
目と耳と体にしっかりと刻み込んできました。
いつ見ても思うのですが、
還暦とはとても思えない、
ミチロウ氏の贅肉の一切ない肉体と
そのパワーには感嘆致します。
ミチロウ氏はアコースティックのソロの他に、
中村達也氏との「TOUCH ME」や
頭脳警察のTOSHI氏らとの「NOTALIN'S」。
そして元ミッシェルガンエレファントのドラマーの
クハラカズユキ氏らとの「M.J.Q.」などの
ユニットでも精力的に活動しております。
ここまできたら70、80、いや100歳まで
続けてほしいですね。
その前に自分が先に逝ってしまいそうですが(笑)。






