みなさんこんにちは。N.Kです。
少しづつですが、涼しくなってきましたね。ボクも秋の装いの服を箪笥から引っ張り出しています。
今日は題字のお話。
ボクは、かなりの大河ドラマ好きで、密かに毎回そのタイトルを書くアーティストに注目しています。
先日、三井二号館で行われている書家の紫舟(シシュウ)さんが行なっている『Feel love project』というチャリティーを兼ね備えた展示に行ってきて、作品を観ながら、そういば紫舟さんは大河ドラマ『龍馬伝』の題字を書いた書家だったな〜と思い出していました。
上の写真は、その展示で、紫舟さんが歌手の小田和正さんの歌の歌詞を、書にしたものです。「時を超えて君を愛せるか、本当に君を守れるか」
歌でサラッと聴いていると、そこまで気にならなかったのですが、紫舟さんが書くと、その言葉の力がより伝わってきますね〜。
そして、コレが紫舟さんが書いた大河ドラマ『龍馬伝』の題字です。
よくみると、馬の字の下の点が1つはみ出していますよね。
坂本龍馬は、人の常識の枠をはみ出して、日本中を駆け巡った人だから、このように伸びやかに書き、馬の点もはみ出して書いたそうです。
そして上の写真が、ボクが今現在もっとも好きなアーティストで書家の柿沼康二さんが書いた、2007年の大河ドラマ『風林火山』の題字です。
柿沼康二さんの生命力が現れている力強い書で、その書を見ただけで、山本勘助の生き方が感じとれる力があると思います。
柿沼康二さんは若くして、書道界の歴史的由緒ある展覧会である毎日書道展で、4回の入賞という快挙を成し遂げ、活動の場をニューヨークに移し、書をアートとして位置付け、制作活動を広げています。
そして書家としては初めて、公立の現代美術館、金沢21世紀美術館で個展を開催して大きな話題を呼びました。
風林火山は武田信玄に仕えた参謀、山本勘助を描いた大河ドラマです。
その破天荒で人柄で戦国時代を駆け巡った生き方は、柿沼康二さんと重なる部分があると思っています。
その風林火山の作品は、まるで柿沼康二さんの生き方がそのまま現れているような力強い書で、その書を見ただけで、山本勘助が駆け巡ったダイナミックな生涯が感じられる力があると思います。
冒頭の題字は、みなさんご存知の通り、現在放映されている大河ドラマ『いだてん』の題字です。
この題字は、東京オリンピックのデザインチームでもあった、横尾忠則さんがデザインされた題字だそうです。横尾忠則さんの思い入れが感じられる面白いデザインですね。
ちなみに、柿沼康二さんもTOKYO2020公式アートポスターを制作するアーティストに決定しています。
今後の活躍も楽しみです。
それではまた。