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瑛九展

February 17, 2017

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企画・松村です。


 


 


フォトグラム作品があるということで食指が動き、東京国立近代美術館で2月12日まで催されていた「瑛九」の企画展へ行ってきました。


 


 


フォトグラムは、カメラを用いず印画紙に直接モノをおいて感光させる私の好きな写真技法です。


 


 


瑛九は1930年代頃に活躍されていたアーティスト(画家、版画家、写真家)で、戦前・戦後の日本前衛美術の重要なアーティストの一人とされています。


 


 


この辺りの時代の写真史は、これまでの絵画主義的なピクトリアリスムから決別しようとする動きが盛んで、写真を使った新しい表現が探求されていました。日本でも先駆けとして新興写真の芦屋カメラクラブがあります。


 


 


様々なアーティストによる多種多様な表現方法が登場するのですが、そのひとつとして(前回ブログでも少しだけ登場しましたが)、カメラを使わない写真、「フォトグラム」があります。偏に「フォトグラム」といっても呼び方も様々です。マン・レイはレイヨグラム、瑛九はフォト・デッサンと名付けています。それぞれ手法も異なり、フォト・デッサンはデッサンに基づいて制作されることからこのように称しているようです。


 


 


今回の瑛九展でのフォトグラム作品はデビュー作にあたる「眠りの理由」だけでしたが、(他にコラージュ作品や仲間との手紙のやり取りなど展示されていました。)瑛九は戦前の日本人としては最も多くフォトグラム作品を残しているそうです。フォトグラム好きとしては他の作品も気になるところです。


 


 


光によって描かれる再生産出来ないアート


素敵ですね。


 


 


企画 松村